引佐人形劇まつり(浜松)
横尾歌舞伎(引佐町/浜松市/静岡県)
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横尾歌舞伎の歴史
横尾歌舞伎の活動
横尾歌舞伎 平成19年度活動記録
横尾歌舞伎 平成20年度公演予定
約200年前から伝えられ、現在もヨコオ歌舞伎で使用されるカツラ 横尾歌舞伎に代々伝わる衣装・台本・小道具の保管庫
横尾歌舞伎
 
1. かつら
 

約200点が保存され、いつでも使えるように手入れされています。

その種類も立役のかつら(五十日・百日・車髭・燕手・むしり)や、女形のかつら(吹輪・島田・伊達兵庫)など十八種類におよびます。


農村歌舞伎舞台
2. 伝えられた台本
 

明治二十年(1887)から三十年代のものが多く約160冊におよびます。

古いものでは安政三年(1856)のものも保存されています。

横尾歌舞伎保有の歌舞伎・浄瑠璃本
1 御所桜三段目「弁慶上使之段」 41 刈萱■門筑紫■
2 艶姿女舞衣三勝半七「酒屋の段」 42 伊勢音頭油屋之段
3 近江源氏先陳館八ツ目「飯綱館の段」 43 諸人愛敬
4 忠臣蔵七段目「一力茶屋之段」 44 本朝廿四考三段目筆堀
5 名負源氏旗士「一条大蔵郷館之段」 45 辧慶上使
6 菅原伝授手習鑑「手習児や段」 46 先本桜寿しや
7 阿波鳴門八ツ目「どんどろ」大師之場 47 源平魁躑躅
8 義経千本桜初音之旅 48 布引滝
9 絵本太閤記尼ヶ崎の段 49 御所櫻堀川夜討
10 忠臣蔵の段 50 十郎兵衛内段
11 鈴木主水江戸土産戀錦_上之巻 51 式部屋鋪八段目
12 千本桜 52 嫗山姥
13 千代萩政岡御殿 53 作本徳太夫
14 安政白退三人男戀女房染分手綱板東花 54 大阪五行朝顔日記
15 諸人愛段 55 和田兵衛_者段
16 櫻田雪晒曙大廣間の役勅使請の段 56 假名手本忠臣蔵
17 駒下駄騒動 57 妹背山婦女庭訓
18 絵本太閤記十段目 58 千本櫻道行之段
19 早川三郎時房兄弟別れ 59 尼ヶ崎乃段
20 神霊矢口渡 60 集百義太夫
21 妹背山三段の段 61 鳴門明天明珍ゆみ
22 復讐美■高■場 62 徳利勘兵衛兄弟別ノ場
23 奥山之里 63 沼津里段口
24 三河家 64 鎌倉三代目
25 弓張月源氏之鏑 65 松下家家段
26 岡崎文庫忍一巻 66 恩愛二玉
27 あばらやノ段流シ抜ノ段 67 俊寛女護嶋
28 彦山権現誓助太刀 68 源平布引瀧
29 二代鏡雪路の村 69 岸■飯東兵衛
30 古切記●● 70 木の実場
31 東侠客■三人男 71 安達源三
32 化粧屋■ 72 日高川渡場
33 諸人受放 73 寿曽我対面
34 菅原伝授手習鏡鑑 74 馬七歌の段
35 泉三郎館段 75 大冬■屋の段
36 假名手本忠臣蔵 76 三日太平記
37 江戸土産戀錦絵 77 坊主熊谷物語
38 鎌倉三大記   *ここに記載以外の物も多数有ります
39 忠信道行    
40 徳増隆一殿    

3. 化粧
 

歌舞伎では化粧することを「顔を作る」といいますが、化粧は役者を美しく見せるばかりでなく、役によっての様式があります。

例えば、英雄は白地に赤く筋を描く隈取りで、悪人や鬼は青黛で隈を取り、化け物は茶黛を用います。

化粧の途中 梅王 英雄 藤原時平公 悪

4. 衣装
 

明治期からのものを含めて約2000点が保存されています。東四村興行部から移管されたものも多く、錦糸の総刺繍が厚みをもって施されている八重垣姫の打ち掛けなど美術工芸品としても価値あるものが多数揃えられています。

横尾歌舞伎に伝わる衣装 横尾歌舞伎 衣装
5. 積極的な伝承活動
 

伝えられてきた文化財を受け継ぐ伝承者養成事業には特に力を入れています。

小学生に役者や三番叟の経験をさせる「横尾歌舞伎少年団」、小中学生の「少年少女三味線教室」、大人のための「三味線義太夫教室」が組織され、様々な年齢層で横尾歌舞伎の伝承活動を行っています。

また、学校教育との連帯を図り、地元の「引佐高校・気賀高校郷土芸能部」の指導を行いました。高校生に役者・三味線・下座音楽を体験させ、定期公演や県内外での上演をするほどになりました。

さらに 保存会では歌舞伎シンポジュウムや顔塗り・衣装の着付けなどの講習会をたびたび開催し、技を磨き研究し合いながら、伝統芸能を次世代に伝えるべく努力しています。

同様に伝統活動の一環として取り組んでいるものとして積極的な公開事業があります。民俗芸能大会等に出演することで横尾歌舞伎を一般に広く周知して認識を深める効果と共に、出演者(保存会員)の伝承意欲を喚起する機会ととらえています。

平成9年(1997)には引佐町文化使節団として海外(米国)公演、平成14年(2002)には東京で開催された「民族芸能と農村生活を考える会」及び、石川県小松市で開催された「全国子供歌舞伎フェスティバル」に出演しています。

これらの事業は全て行政と一体となり実施したことから明らかなように、民族文化財は地域全体で伝承していくものであるとう考え方が具現化しています。

また、民俗芸能は上演機会を得なければその存在を示すことが出来ません。つまり常に他者から見られる事を意識する「歌舞伎」という文化財の特性を最大限生かした伝承活動を行っているのです。

この様な伝統芸能伝承活動が認められ、平成12年地域文化功労文部大臣表彰を受けています。

2009年 第31回「サントリー地域文化賞」受賞決定


   
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